薪窯ピザ庵 えん 薪窯製作記録

DIYでの手作り風景を写真でご紹介します。

薪窯製作始動 設計

平成29年7月 薪窯のイメージ・設計図作成。
400℃以上の温度で、連続してピザを焼くにはドーム型。
既存の建物(離れ)に厨房を増築し、薪窯を構築するため、建物、設備の配置、窯の位置、サイズを検討する。

薪窯製作開始-架台ブロック積

11月工事着手
厨房増築のブロック積工事に合わせて、薪窯架台のブロック積、炉床ベースのスラブ工事を工務店に依頼施工 (1600×1600 ブロック5段積)

窯の位置決め・炉床レンガ積

スラブの架台に、耐火セメント(アサヒキャスター13T)を施し、炉床となる耐火レンガ(SK34)を1段積む。
中央部は大判耐火レンガ(SK34 600×300)を使用し、レンガの継ぎ目を少なくする

ドーム・アーチ1~4段目

ドーム(内径Φ900内高H450)窯入り口アーチの耐火レンガ1、2段を積む
ドーム3、4段目はレンガを半割にし、角度をつけて積む

ドーム5段目以降 - 1

5段目以降のレンガ積は、砂袋工法?を採用
ビニール袋に砂を詰め、ドームの内形に応じて積み上げる。
下部は断熱材のスタイロを使用し嵩上げ、(しっかり形状を整える)砂袋全体をビニールで覆って詰め物完了

ドーム5段目以降 - 2

5段目以降は、砂袋に合わせてレンガを並べ、しっかり耐火セメントがいきわたるように、コテを使って目地を詰める。
8段目~頂上部のレンガ積み 隙間には、耐火レンガを小割にして詰める。
ドーム部分のレンガ積み完了。

ドーム5段目以降 - 3

ドーム内の詰め物を取り出す 

アーチ部レンガ積

型枠をセットし、煙突位置を確認しアーチ部のレンガを積み、レンガ積み完了

レンガ仕上げ

窯全体を、10㎜程度の厚さの耐火セメントで包み、外形を整え、耐火レンガ層完了
耐火レンガの使用数量は、SK34-120個、大判SK34-6枚、SK34アーチセット-2組を使用  耐火セメントはアサヒキャスター13T(25㎏)8袋を使用

断熱材被覆

断熱性向上を図るため、ロックウール(厚み75㎜)で窯全体を覆う
ロックウールは、施工性を考慮し、片面亀甲網付の製品を使用
外側に針金を巻き、形状を整える

モルタル塗り固め

モルタル塗り固め

煙突接続

厨房屋根を貫通し、煙突を接続する(煙突はステンレス2重煙突)

表面仕上げ方法の決定

薪窯の表面の化粧仕上げを、弁柄漆喰のイタリア磨きに決定
亀岡の左官屋さん(井上工務店さん)が製作されている「卓上ミニ竈」をモデルにして、大きな薪窯での漆喰磨きに挑戦
井上工務店さんには、漆喰磨きの作業指導だけでなく、下地材料、弁柄漆喰の材料調製など大変お世話になりました。

漆喰下地前の不陸調整

塗り壁用のベースモルタルを塗り、不陸調整する 
乾いた後ペーパーで凸部を削り、2回目のベースモルタルを塗り、表面の不陸を可能な限り取り除く

漆喰下地塗り

漆喰本塗り前の下地を塗る
水を打ち、コテで抑え、きれいな球面をつくる
乾燥を待って、ペーパーで磨き、表面の最終調整を行う 下地完成

漆喰本塗り

弁柄を混ぜた漆喰で仕上げの塗り作業  下塗り、上塗りの2回塗り、コテで押さえて磨く

漆喰磨き-完成

上塗り後、フェルトを使って根気よく磨くと独特の光沢が現れる
平成30年2月 弁柄漆喰磨きの薪窯の完成!


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